サポート契約後の
進め方をお伝えしていきます。

 

これから開業の方はここから
ご覧ください。

すでに開業済みの方は経営ガイドの

 

『経営からのサポート』

 

からご覧ください。

1、事業計画

まずは事業計画を立てましょう。

うちでの独立はどんなに大きくても

 

・セットイス3席

・家賃15万(都内20万)

 

が上限です。

 

リスクを抑えミニマムで利益最大化を
狙うビジネスモデルです。

 

どのサイズで開業するかは
自己資金にも関係するので

 

経営ガイドの

『収支試算表の開業試算(例)』

を確認しましょう。

 

席の組み合わせとしては以下の通り。

 

*星の数=おすすめ度合い

A セット椅子1 シャン台1 ☆☆☆

B セット椅子2 シャン台1 ☆☆

C セット椅子2 シャン台2 ☆

D セット椅子3 シャン台2 ☆☆☆

E セット椅子4 シャン台3

F セット椅子5 シャン台3

 

A=最小限のリスクにおさえられる。
家賃も安いし失敗のリスクが低い。

 

B=シャンプー台が被る可能性が
高いがそれでもオススメ。

 

C=夫婦で営業するには
一番いいスタイル。

 

D=合理的で4人働ける。

 

E=大きすぎて内装や家賃等も高くなる。
ならDのスタイルで店舗展開すべき

 

F=大きすぎて内装や家賃等も高くなる。
ならDのスタイルで店舗展開すべき

 

以上を踏まえるとAかDがオススメです。

 

E、Fはオススメできません。

 

堅実に成功できるお店を目指すべきです

 

理想的な坪数

Aであれば5坪で大丈夫、

Dだと10坪はないと厳しいイメージです。

 

1人サロンの場合はスタッフもいない為
バックルームを設ける必要もないありません。

 

*その際洗濯機の置き場に注意

 

よく「家賃が変わらないのであれば
大きいところの方がいいのでは?」

 

という質問を受けたりします。

 

もちろんその通りですが内装費は
面積が大きくなればそれだけ高くなります。

 

ですので坪数に対して理想のセット数が用意できれば
ムダに広くなくてもいいでしょう。

 

金融機関へ

金融機関に相談しにいき出店日を
伝え必要なものを聞いておきます。

 

金融機関は

🟠日本政策金融公庫

🟠地方銀行

がオススメです。

 

・事業計画書

・収支計画書

 

をそれぞれ作成しておきましょう。

また

・自己資金の通帳

・既存サロンの売上表

も持っていきましょう。

 

開業3〜6ヶ月前には動く必要があります。

2、テナント探し

出店するテナントを探しにいきます。

いろんな探し方があるのですが1番は
賃貸不動産の仲介店舗に行くことです。

 

・アパマン

・エイブル

・ミニミニ

などです。

 

こういったところで
テナントの空き情報を確認しましょう。

 

どれかいつに行けば問題ありません。

 

主要なテナント情報はレインズで
一元管理されています。

 

レインズ=国指定の不動産情報システム

 

です。

 

つまりどこに頼もうがテナント情報は
変わらないよっていうことです。

あとは個人でやっている不動産屋さんに
足を運ぶのもありですね。

 

家賃について

「家賃ですが管理費用込みで
15万円以内に抑えてください。」

*3席サロンの場合

 

これは私が新規出店を考えている方に
お伝えしている家賃の目安です。

 

ここで知っといてほしいことは

” 家賃10万円と15万円の差は単純に5万ではない ”

ということ。

 

家賃が高くなるとサロンの売上を
それだけ上げねばなりません、

 

売上を上げるには

・材料代

・電気代

・水道代

・従業員の給料

など、さまざまな経費がかかります。

 

これらはすべてサロンが稼ぐ利益からでるお金です。

 

例えばサロンが1日10万円の
売上を上げ経費が5万円だとします。

 

この場合、経費を差し引いた利益は5万円になります。

 

例えばサロンが1日15万円の売上を上げ経費が7万円だとします。
その場合、経費を差し引いた利益は8万円になります。

 

売上は5万円上がっても利益が3万円しか
上がってないのがわかるでしょうか?

 

売上を上げるにはその分、経費が必要になるのです、
さらにコレだけではありません、時間も必要になります。

・10万円上げるのに10時間必要

・15万円上げるのに15時間必要

つまり5時間プラスで必要とします。

 

「売上を5万上げるか?」

「固定費を5万円下げるか?」

 

利益の観点で言えば
固定費を下げるのが合理的。

 

家賃15万の物件から
10万円の物件にすれば

 

そのまま5万円の利益になります。

 

もし15万以内でないのであれば
物件が出るまで待ちましょう。

 

見えやすい表面の数字しか追わない経営者は

” 高い家賃 ”

で店を潰してしまいがちなのでご注意ください。

 

また保証金に関しては最高で6ヶ月となります。

 

今のご時世でそれ以上必要とする
ところは選ぶべきではありません。

 

家賃を下げる考え方~2階以上を狙う

弊社は好んで2階以上を狙って探していきます。

なぜか?

階数の影響を受けない
マーケティングをしているからです。

通常の美容室だと階数の影響をモロに受けます。

 

通常は当たり前ですが
1階である路面店が望ましいでしょう。

 

ですがうちは看板すらコストと考え
出してないぐらいです。

 

なのであえて2階以上の物件を
すすんで探して行きます。

 

3階でも4階でも10階でもOKです。

普通は1階のテナントが1番高いので
2階以上になると値段がかなり下がります。

↑うちの美容室の外観です、

1階はなんと

 

「ヘアカラー専門店」

 

があります。

ですが気にせず出店し満席です。

 

もちろん1階が絶対ダメというわけ
ではないので参考までに。

 

家賃を下げる考え方~築年数を考慮する

家賃というのは場所もありますが
築年数による影響が大きいです。

 

築年数は新しい方が当然高く
古ければ安くなります。

 

なので安くするなら
新築などのテナントは避けましょう。

 

テナントは古いからといって
決してダメなわけではありません。

 

木造じゃなければ築年数
40年・45年とかも平気です。

 

考えとしてイメージしやすいのが

 

テナント=人の年齢

 

として考えることです。

人って20歳まで体が成長し
それ以降は徐々に衰えていきます。

 

この人間で言うところの20歳を
テナントの築年数1年とお考えください。

 

テナント築年数1年=人間でいう20歳

つまり

テナント築年数10年=人間でいう30歳

テナント築年数20年=人間でいう40歳

テナント築年数30年=人間でいう50歳

テナント築年数40年=人間でいう60歳

テナント築年数50年=人間でいう70歳

テナント築年数60年=人間でいう80歳

です。

 

人って大体いくつぐらいから身体ガタがきますか?

60歳すぎると腰やら膝やら
何かしらの痛みが出てくると思います。

つまりテナントも築年数が40年を超えたあたりから
何かしら悪いところが徐々に出てきます。

 

私の経験的に

 

テナント築年数10~20年は
ほとんど問題ありません。

テナント築年数30~40年だと
もしかすると老朽化している部分があったりします。

テナント築年数50~60年だと
何かしら老朽化してると考えた方がいいでしょう。

 

また古い物件は給水が
20mmでなく13mmの
ところが多かったりします。

 

家賃を下げる考え方~給水管と排水管を考慮する

・給水管=給水のための配管

・排水管=排水のための配管

です

まず給水管の口径ですが

・シャンプー台1席なら13mmで問題ありません。

・シャンプー台2席なら20mmはまず必要ですね。

13mmで2台以上だと

トイレ、シンク、洗濯機
こういったものを同時に使った際

本当にチョロチョロしかでません。

↑このような蛇口って公園で見かけると思います、
コレがまさに口径13mmのサイズと言われています。

そう考えると同時に使えば水が
出なくなるイメージがつくと思います。

口径を変える工事もできなくはないですが
多額の費用がかかるのでオススメしません。

次に排水管ですが

・30mm

・40mm

・50mm

・75mm

と口径サイズがあるのですが
配管の汚れにもよるのでなんとも言えません。

内装屋に相談するのがいいでしょう。

排水管が狭いとトイレが流れないなどの
問題が出てきたりしますのでご注意を。

排水管工事もできますが
多額の費用がかかるのでオススメしません。

 

家賃を下げる考え方~テナント状態を考慮する

一番の理想はスケルトンの状態ではなく天井などが残っていて
エアコン等がついておりそのまま使えそうなテナントです。

上記の写真の左側がスケルトンの状態です。

スケルトンとは配線がむき出しになっていて
壁もそのまま剥きでている状態を言います。

1から作りやすい分使えるものが
ないので費用は高くなります。

エアコンなどは使える使えないで
業務用だと30~50万ほど変わってきます

 

トイレの便器がそのまま使える / 使えない

天井が使える / 使えない

 

など

これらを踏まえ内装業者を
選ぶ上で1番大切なことは

 

「ここはやめておいた方がいい」

 

としっかり言ってくれる業者です。

彼らはプロですからわかってるのです、
そのテナントがいいかどうかを。

1番良くないのはテナントの良し悪しを
隠し契約をしてくる業者です。

もしアナタが独立を考える際
資金も限られていることでしょうから

できるだけ費用を抑えたいと
考えるのが自然だと思います。

 

なので安い業者を選ぼうとしがちです、
もちろん安い業者というのは存在します。

 

ですが

安い業者 / 高い業者

があるのではなく

 

安くすむテナント / 高くつくテナント

 

があるということを覚えていてください。

むしろ良い内装屋を探すより
良いテナントを探す方が大切。

もちろん内装屋も重要であることに間違いありません。

テナント探しから相談に乗ってくれるところから
テナントが決まらないと動いてくれない内装屋まで様々です。

もし出店する際は必要であれば
専門業者をご紹介いたします。

美容室専門業者で構造設備基準に
従って作ってくれます。

規定されている不浸透性の材料を
使用し設備作業面の照度も考慮し

保健所審査に必要な

 

🟠紫外線消毒器

🟠蒸気消毒器

 

の準備までしてくれますので
わざわざ購入する必要がありません。
(購入してもほぼ使わないのでムダなだけ)

 

当社との信頼関係がありますのでテナントを
見て高いか低いかを正確に述べてくれますし

高くつく場合は止めてくれます。

結果、費用が平均水準より安くすみます。

 

工夫したデザインを無料で考えてくれるので
ぜひ内見する際にご利用ください。

利用の際は弊社までお早めの
ご連絡をいただけるとスムーズです。

 

居抜き物件に関して

居抜き物件 = 安い

みたいなイメージを持つ方がいます。

もちろん安いですがこれは半分正解で半分間違え。

 

居抜きが安いというのは短絡的です。

” 開業資金だけ ”

を考えれば確かに安いです。

 

ですが店舗というのは維持費がかかります。

ここで言う維持費とは老朽化、
経年劣化に伴う修繕費や修理費のこと。

基本的にしっかりとした
内装屋ほど居抜きを断る傾向があります。

なぜか?

それは居抜き物件は前サロンが
依頼した業者が作っているからです。

この場合、破損した時などの
責任の所在が難しいのです。

・シャンプー台が壊れた

・扉の開閉に不具合がある

・シンク等からの水漏れ

 

↑このようなことは普通によくあります
例えば壁掛けのシャンプー台が壊れたとします。

OPENして半年、シャンプー台の壁から
水が漏れ内装業者に連絡。

通常なら担当業者が無料で直してくれます。

作って終わりではなくその後の
経過もちゃんと様子を見てくれます。

ですが居抜きだとこうはなりません。

シャンプー台を設置したのが担当業者でも
そもそも壁を施工しているのは以前の業者。

なのでこれを

 

「直してくれ」

 

と言うのは受けてくれないことがほとんどです。

では以前の業者に直してくれるかお願いしても

 

「それを承知で居抜きにしたんだよね?」

と言われ対応はしてくれません。

 

店舗経営は1年だけですか?

違うはずです。

 

何年も、いや何十年もするのです。
ぜひこちらは参考にしてください。

3、着工

テナント本契約する際
契約金が必要になります。

 

*ここが自分で支払えないと厳しいです、
おそらくこの段階だと融資入金はまだなハズ。

 

着工したら集客を始めていきます。

 

集客する上でディープラーニング(機械学習)
させるには1~2ヶ月は程度は時間が必要です。

 

そのため徐々に
集客効果が上がっていきます。

田舎であればあるほど

確立した集客ルートを探すのに
時間がかかる場合があります。

その際は3〜4ヶ月かかることがあります。

 

挨拶を済ませましょう。

不動産屋、隣近所の方、工事業者等、

今のうちに近隣への
挨拶回りをしておきましょう。

特に両隣への挨拶は必須です。

菓子折りなどの用意があるといいですね

 

電話/ネット回線の契約

問い合わせにつながるため早めがいいです。

回線の工事等は前もって連絡しないと
なかなか予約取れないのでご注意を。

・クレジット決済の(スクエア)の準備

申請しておいてください。

・お店に必要な小物類はここの
時点で買い出しを済ませておきましょう。

 

お客さまに報告

来店するたびに独立のことを伝えることで
応援されお客様がついてきやすくなります。

 

基本的に値段は割引しないことが望ましく
するなら次回予約割ぐらいです。

 

それ以外は絶対にしないように。

 

安くしないと来ない → アナタの熱狂ファンではない。

 

「なので安くしてくれたら~」
などと言うお客様は断つこと。

 

基本的に女性専用のサロンです、
メンズなどは基本的にお断りください。

 

男性をするなら
被らぬようお願いします。

 

・ファンは花輪や胡蝶蘭などを用意してくれたり
しますが丁寧にお断りましょう。

 

むしろお客様には新規OPEN店と
感じられたくないぐらいです。

 

サポート契約の方が済んだら
集客準備に取り掛かっています。

 

・住所

・駐車場 コインパーキングありかなしか

・お店の電話番号
まだわからない際はご自身のケータイ番号
(お客様から電話かかってくる可能性あり)

・セット椅子/シャンプー台の数

・店舗名 呼び名/表記

を正しく教えてください。

 

テナントの仮契約

テナントが他の方にとられないよう
仮契約をしておきます。

ここまでくると後は
書類審査するだけで本契約となります。

フリーレントの交渉をしておくと良いでしょう。

「開業までの家賃を0にしてもらいたい」

「エアコンだけはつけてほしい」

 

金融機関に面談へ

日時指定されますので
書類を揃えて正装で望んでください。

また保健所が用意している

『開業に必要な用紙』

をもらっておきましょう。

その際、立ち合いの予約が
できるようならこれも済ませる。

*まずは一度電話してみると良いかと思います。

内装屋との打ち合わせ

時間を設け内装屋と着工の話し合い、
デザインやコンセプトの打ち合わせをします。

シャンプー台の注文は内装の作りに
影響するため早めに決めておきましょう。

*ビューティーガレージは早めに

安価なのでBGをオススメしますが
使用する際は前もっての準備がとにかく大切です。

平気で

「在庫ないです」

とか言われますので・・・

特にシャンプー台は在庫がないケースが
多く注意が必要です。

プレOPEN前には全てお店に
機材が届くよう注文をしましょう。

内装屋にいつ物を入れたらいいかを
聞いておくと安心です。

 

保健所審査

保健所検査します。

内装屋と一緒に立会い
検査をすることになると思います。

ここの検査に通らないと
大幅にOPENが遅れが発生します。

 

機材・小物運び

・内装ができ上がりお店に
必要な小物や機材を入れます。

棚や家具は組み立てが必要になるので
そのことも考えましょう。

 

準備が進みサロンにお湯が出るように
なったらモデル募集しましょう。